実は貴族のアイテムっ!?〜フレンチハンティングジャケット〜
こんにちは、くまじゅんです。
ここ最近タイミングがあり手に入れることが出来たアイテムがあるので記事にしました。
それは、フレンチハンティングジャケットです。
フレンチヴィンテージアイテムとして人気が高く、なかなかマイサイズに合う個体が見つからず正直諦めていましたw
ですが、フラッと訪れた古着屋さんで見つけて購入することが出来、感激してます。
それくらい、見つからずらいものなので
何か参考になればと思いネタにしました。
それでは、僕の私物のハンティングジャケットで説明していきたいと思います。
フレンチハンティングジャケットは、元は貴族階級の方達がスポーツウエアとして使用されていた事から始まります。
そのレジャーやスポーツの中でハンティングはフランスでも人気が高く、ハンティングジャケットにネクタイを締めて着用していたそうです。
生活のための狩りを行うハンティングの為に、そして富裕層の贅沢な遊びとしてのスポーツハンティング。
フレンチハンティングジャケットは、一見ワークウェアのように見えますが、生地やパターンの作り、裏地の作りの良いものが多いです。
それは、このジャケットが工場での生産ではなく、仕立て屋へのオーダーメイドによって作られているものであるからです。
そのため、作りがしっかりしていて現代のヴィンテージ古着市場でも高く評価されている理由でもあります。
年代によって使用されている生地も異なり、リネン素材からコットンピケ・コットンキャンバス・ウールなどで作られたものがあります。
そして、このジャケットの特徴はなんと言っても動物をかたどったボタンです。
( こちらは、犬 )
フレンチハンティングジャケットのことを" 動物ボタン " と言って探す方も多いと思います。
( こちらは、鹿 )
( こちらは、狼 )
( こちらは、馬 )
メタル素材のボタンに牛や鹿、犬や豚などの動物のデザインが型取られておりこのアイテムの象徴とも言えるディテールです。
塗装は、おそらくラッカー染めかと思われます。
背中の腰部分にゲームポケットという大きなポケットが備わっており、狩った獲 物を収容するために使用されます。
両サイドに動物ボタンが付いており、プルオーバーパーカーのカンガルーポケットのようになっています。
ちなみに、容量はかなりのものでスニーカーの箱を入れてみましたが余裕で入る程の収容力を持っています。
裏地は、薄いコットン生地や裏地無しの厚手の1枚布などの作りがほとんどです。
上の写真は、私物の一枚布のハンティングジャケットです。
仕立て屋でのオーダー品が多く作りはしっかりしています。
裏地の繋ぎ目の作りなど見て頂くと、その作りの丁寧さが伺えます。
裏地ありの私物ジャケットで、内ポケットが装着されブランドタグも残っています。
・ 相場価格
年代・状態・サイズによって大幅に金額は変わってきますが、日本人男性Mサイズで状態の良いものでも ¥24,800〜からの売値です。
その中でも、人気ブランドが作るハンティングジャケットは割り増しで金額が上がります。
・ 着こなし
その①
Aラインシルエットが綺麗なので、シックに黒のドレスアイテムを使用してまとめました。
・1950's french hunting jacket
・100% cashmere turtleneck sweater
・1950's french wool line slacks
・1970's U.S.N.service shoes
その②
こちらは、フレンチモールスキンパンツと合わせてワーク寄りのスタイルにまとめました。
配色が暗いアイテムが多いフレンチハンティングジャケットなので、明るい色を使用して軽さを出します。
フレンチヴィンテージアイテムは、スタイリッシュなシルエットのものが多いので、スッキリした印象です。
・ 1950's french hunting jacket
・nigle cabourn officer shirts
・1970's french moleskin pants
・1980's german trainer
いかがでしたか?
現在も、ファッションの世界でも注目を浴びるフランスですが、昔から洋服への美意識が高いことをこのジャケットから感じました。
時代の流れ、生産体制もありますがアメリカのハンティングジャケットとはまるで違う存在感を放ちます。
今もこのアイテムが古着好きに人気のあるのはその魅力があるからではないかと感じました。
故に、なかなか手に入りづらいアイテムになりましたので見つけた際は手に取ってみてはいかがでしょうか?
それでは、したっけね!