冬の季節到来!古着の上質なコートを纏って寒さを楽しもう
こんにちは、くまじゅんです。
夜も上着無しではいられないほど、冷え込んできましたね。
ですが、古着好きに関係なくファッションが好きな方はやっと来た!と心待ちにしていた季節ではないでしょか?
僕も、生まれが北海道だからか寒い方が落ち着きます(笑
そして、大好きなアウター達を羽織れる季節でもありますから(^^)
今回は、僕が最近気になっているコートについて書こうと思います。
• なぜ、コートを選ぶのか?
冬のアウターでは、ミリタリーがよく注目され数年前からライナージャケットが古着又は新品のアイテムのサンプリングとして登場しました。
MA-1も、サンプリングされていろんなブランドから登場していますね。
ミリタリーウェアは、戦闘服の機能性を重視しているので軽い・暖かい万能アイテム。
それがミリタリーの魅力でもあり認知されていると感じます。
たしかに、僕も好きで着用しますが古着好きの方なら共感を得て頂けると思いますが.....
古着を着る醍醐味って「人と被りたくない」理由で着るようになった人も多いはずです(笑
その部分がコートを着る理由ですね。
・古着のコートの魅力とは?
正直、現在メンズファッションでもファストファッションからコートはたくさん出てきていて、みんな着てます。
それは、皆さんも周りを見てもそう感じると思います。
でも、僕の中で古着のコートって....
・生地の素材が上質、肉厚で暖かい。
・高級品が多く、形が綺麗なものがたくさんあ る。
・結果、コストパフォーマンスが高すぎる。
もう、言うことないんですよ(笑
当時の百貨店やテーラーのオーダーメイド品、ミリタリーのコートなど比較してもレベルが高いアイテムとしか思えません(笑
コートに関しては、今じゃ出来ない贅沢なつくりも多く" 本物 " を肌で触れることができます。
現在、流通しているアイテムの原点ですよね。
古着を好きになってくれてありがとう、オレ....
って、なります(笑
ということで、どういうものがあるのか紹介した行こうと思います。
・コートの種類、紹介
最初に、Burberry ( バーバリー )は認知度が高いので触れません。
(僕が、好んでいないのもありますが....)
僕の好みの範囲で着目した部分をピックアップします。
まずは、僕の私物のコートから紹介します。
・チェスターフィールドコート
19世紀にイギリスのチェスターフィールド伯爵が着用していたことから名付けられたコート。
特徴は、
・シングル仕立てでノッチドカラー
・フラップポケットが付き
・細身に作られたシルエット
のデザインです。
このコートは、いろんなブランドでもラインナップに入っており、ユニクロでも人気なアイテムで品薄にもなっています。
このコートは、おそらくイギリスのテーラーで作られており生地は肉厚のウールカシミヤです。
肌触りもしっとりしていて、着心地もよく暖かいしシルエットがとてもきれい。
裏地は、レーヨン素材を使用しています。
王道のアイテムなので、使い勝手の良さはもちろんのこと、チェスターコートこそmade in England のものを是非探して頂きたいです。
僕が購入した時は、2万円もしなかったのですがこのクオリティでも10万は下らないレベルですよ。
・Pコート
最早、ファッションを知らない方でも分かる定番アイテムのPコート。
イギリス海軍の船員が着用していたことが発祥とされ、ファッションアイテムとして広く認知されています。
特徴は、
・厚手の目の詰まったメルトン生地
・左右で上前を変えられるダブルブレスト
・大きい襟
・イカリマークのボタン
です。
海の上での過酷な環境に耐えられるように実用的な作りになっていますが、そのデザイン性の高さからファッションアイテムとして愛用されています。
お持ちの方も多いですよね?
僕は、1940年代のUS NAVY Pコートを使用しています。
第二次世界大戦最中に使用されたPコートで、ボタンが10個付いた通称「10ボタン」の最後のモデルです。
( この後、8個に変わります。)
↑裏地のタグ
このPコートで使用されるメルトンウールは現在ではなかなか見られないほど超高密度!
高密度過ぎて、水弾きます(笑
そして、高密度過ぎてウール特有のチクチクがありません(笑
高密度そして肉厚なので、どれだけウール量つかってるんだよ?と疑問に思いますが、今作っても高額商品。
これを大量生産していたんだから、アメリカはいかにデカいかを物語る壮大なスケールを体感出来ます。
襟を立てると、顔の半分が隠れるくらい大きくチンストラップも付いているので防寒対策もしっかり施されているんです。
ポケットもコーデュロイ生地を採用しており、「ハンドウォーマーポケット」という名称で言われたりもします。
このPコート、見つけたら是非購入したください!
タマ数は、それほど多いわけじゃ無いですけどあれば一生モノのコートなので損はしません。
80年代のPコートは、やたらと数出てきますがまるでモノが違うくらい別物なので1940年代より前のものをオススメします。
・バルマカーンコート
日本では通称「ステンカラーコート」と呼ばれているのでこちらの名称の方が、認知されていると思います。
スコットランド バルマカーン地方に由来した名前でデザインは非常にシンプルながら機能性を重視したアイテムです。
主な特徴は、
・ステンカラー
・ラグランスリーブ
・フライフロント
です。
ラグランスリーブを一枚袖か、二枚袖かなどバーバリーのコートでは気にして購入している方もいると思います。
元々、戦地で負傷した兵士が袖を通しやすいように改良されたものがラグランスリーブと言われており脱ぎ剥ぎがしやすいのも特徴です。
そして、僕が好んで着ているアイテムがイギリス軍のバルカラーコート(バルマカーンコート)です。
少し着丈が短めですが、ギャバジン素材を使用着ているので光沢感のある生地が特徴です。
ギャバジンは、バーバリーが開発した生地でコットンを高密度に織り上げて防水性を高めており、レインコートの生地として採用されていました。
もちろん、ミリタリーアイテムのコートでもギャバジン素材のものも多く、スーツにも使用されていますね。
僕が所有しているものは、1970年代のもので肉厚コットンギャバジンですがしなやかなドレープ感もあり、品があるコートです。
近年、タマ数の減少で金額も跳ね上がっているので見つけたら即買いをオススメします。
今じゃ、2〜3万円代で販売されてるのではないでしょうか?
ちなみに、海軍使用のネイビーもありますので探してみてください。
いかがでしたでしょうか?
もっといろんなコートの種類もあるのでお伝えしきれないものもありますが、認知度が低いブランド・テーラーが作ったコートも沢山あります。
そのため、細かい相場や品揃えの多い店舗も探すのが難しい部類です。
逆に探しがいがあるので、自分だけの一生モノのコートを探して頂けたらと思います。
それでは、したっけね!